心臓をイメージしよう~一番重要なのは〇〇〇である~
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心臓で一番重要な〇〇〇とはなんでしょうか?

一番重要な〇〇〇の答えは『左心室』です。

なぜ『左心室』が一番重要なのか、心臓をイメージしながら一緒に考えていきましょう。

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心臓の働き

心臓とは体全体に血液を送り出すためのポンプです。

1分間に約6080回、拍動します。

あいだをとって、心拍数70/分とすると、

1時間では、70回×60分で4,200

1日では、4,200回×24時間=100,800

1日に約10万回も休むことなく拍動を繰り返して血液を全身に送り出しています。すごいですよね。

1回の拍動で送り出す血液量は約50 mlですので、50 ml×70回=3,500 ml(=3.5 L

1分間で約3.5 Lもの血液を全身に送っています。

1日に換算すると5040 Lもの血液を全身に送っているということになります。

2 Lのペットボトル2070本になります。心臓ってすごいですよね。

血液の流れ~全身循環~

続いて血液の流れをイメージしましょう。

血液は『左心室→全身→右心房→右心室→肺→左心房→左心室→全身→・・・』と循環します。

図示すると血液の流れがイメージしやすいのではないでしょうか。

左心室が全身に血液を送っていることが分かると思います。

左心室から1分間に3.5 Lの血液を全身に送っています。

心臓とは体全体に血液を送り出し、循環させるためのポンプ機能を持った臓器ということがイメージできましたか?

心臓の構造

では、次に心臓の構造を確認していきましょう。

心臓の周りには冠動脈という血管があります。

冠動脈は、左冠動脈2本と右冠動脈1本の計3本からなっています。

左冠動脈は左主幹部から前下行枝と回旋枝の2本に分岐しています。

 

冠動脈はすべて左心室に酸素を送っています。なぜでしょうか?

左心室から全身に血液を送っているので、一番酸素を必要とするからです。

つまり、心臓は左心室が一番重要ということです。

 

続いて、心臓の断面図です。

心臓には左心室、左心房、右心室、右心房の4つの部屋があります。

4つの部屋の中で壁が一番厚いのは左心室です。

左心室の壁が一番厚い理由は、心臓の4つの部屋の中で力を一番必要とするからです。

左心室は全身に血液を送っています。

それだけ力が必要ということです。

どういうことか、もう一度言います。

左心室が一番重要ということです。

 

心房と心室の各出口に心臓弁があります。

心臓弁はひらいて・とじてを繰り返し、血液の流れを一方向に維持し、逆流を防ぐためにあります。

心臓弁を分かりやすくするため簡略化した図を下に示します。

大動脈弁:左心室の出口、左心室と大動脈のあいだにある弁
僧帽弁:左心房の出口、左心房と左心室のあいだにある弁
肺動脈弁:右心室の出口、右心室と肺動脈のあいだにある弁
三尖弁:右心房の出口、右心房と右心室のあいだにある弁

心臓弁膜症には“弁の開きが悪くなって血液の流れが妨げられる狭窄”と“弁の閉じ方が不完全なために血流が逆流してしまう閉鎖不全”があり、心不全の原因となります。

心臓マッサージ(胸骨圧迫)

心臓マッサージ(胸骨圧迫)をする場所は胸の真ん中です。

さて、なぜ胸の真ん中なのか。身体の中を透かして見なくても想像できると思いますがそこに心臓があるからです。では心臓のどの部分でしょうか。

心房ではなく、心室を押していますよね。これは各臓器に血液を送るためです。

特に、脳に血液が届かない時間が長くなってしまうことは致命的です。

全身に血液を送るのは左心室ですね。

心臓マッサージ(胸骨圧迫)は一時的に左心室の働きを担っているのです。

はい。左心室が一番重要ですね。

 

心臓マッサージ(胸骨圧迫)は胸の真ん中に手のかかとの部分を重ねてのせ、肘を伸ばしたまま真上から強く(胸が約5センチ沈むまで)、1分間に100120回の速さで押します。圧迫を繰り返すとき、胸の沈みをしっかり戻すこと、手を胸から離さないことが重要です。

手のひら全体での圧迫は、肋骨損傷などの原因になる可能性があります。手のかかと部分で押しましょう。また、肘を曲げてしまってはうまく力が伝わりません。肘を伸ばしたまま真上から押しましょう。しっかり心室を押すことができていれば良いのです。

速度は速すぎても遅すぎてもダメです。1分間に100120回の速さはアンパンマンのマーチや水戸黄門の主題歌をイメージしてみてください。

アンパンマンのマーチ(アンパンマン)の歌詞抜粋

ああ アンパンマン
やさしい 君は
いけ!みんなの夢 まもるため

ああ人生に涙あり(水戸黄門)の歌詞抜粋
人生楽ありゃ苦もあるさ

私自身は抜粋部分をひたすらループしていました。

 

指導時、ご年配の方には水戸黄門の方がすんなりわかっていただけました。

水戸黄門は前奏部分のテンポが異なりますのでその点注意です。

他にも、心臓マッサージ(胸骨圧迫)のテンポに合わせやすい曲があるかもしれませんね。 

 

また、焦ってしまうと押す速度が速くなってしまうので、スマートフォンにメトロノームのアプリを入れておくことも一つの手です。

適切に行うことで、心室に血液を入れて、心室から全身に血液を送ることができます。 

心臓マッサージ(胸骨圧迫)のポイント
  • 強く:胸が約5センチ沈む強さ
  • 速く:1分間に100120回の速さ
  • 絶え間なく:胸骨圧迫の中断は最小限に

心臓マッサージ(胸骨圧迫)等、救急蘇生法の詳細については日本医師会の『救急蘇生法』をご確認ください。

まとめ

左心室が一番重要です。左心室から全身に血液を送っているからです。心臓から押し出す力が必要なのです。だから冠動脈は左心室に酸素を送っているのです。そして左心室の筋肉が心房・心室のうちで一番厚いのです。

 

最後にもう一度言います。

心臓は左心室が一番重要です。

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